マンマ話質問:乳がん検診をうけたら再検査の通知がきました。乳がんでは・・・と不安です。再検査(精密検査)はどんな検査を行うのですか?
スクリーニング検査(検診)と再検査(精密検査)について
スクリーニング検査(検診)とは、乳がん検診、定期健康診断、人間ドックといった一般の病院やクリニック、健診施設などで最初に行われる検査です。
スクリーニング検査で異常が見つかったとき、さらに詳しい検査に進みます。こうした検査を再検査(精密検査)と呼びます。
スクリーニング検査(検診)では、マンモグラフィ(乳房レントゲン)や超音波(エコー)検査を行い、「どれくらいがんが疑われるか」を、カテゴリーで分けます。
カテゴリー分類は1~5 まであります。
カテゴリー1:異常なし
カテゴリー2:良性
カテゴリー3:がんではないけど気になる(おおむね良性、しかし悪性を否定できない)
カテゴリー4:悪性の疑い
カテゴリー5:悪性
カテゴリー3・4・5・の方が再検査(精密検査)とされます。
再検査(精密検査)の通知では、カテゴリー3と分類される人が多いのですが、カテゴリー3で精密検査を行い最終的に乳がんと診断されるのは少数で多くの場合は“異常なし または 良性”とされています。
再検査(精密検査)の通知が来て、精密検査=乳がんと不安になり、検査を先延ばしする人も少なくありませんが、たとえ乳がんと診断されても早期に発見し、適切な治療を受ければ完治することもできます。再検査(精密検査)の通知が来たら、早めに専門医に受診してください。
定期的なスクリーニング検査(マンモグラフィ・超音波)を行うことによって乳がんは早期発見することができます。
次回放送2019年2月26日(火)20時~21時on-air